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私は自身の記憶や癖をベースに他人の記憶や癖、もしくはその痕跡をミックスし作品を制作しています。自分と他人はお互い完全には理解しあえない、理解しあえない所にスキマがあります。そのスキマは自分という一個人にとっての異物感、国を超えた共感とがまざりあった、見たことがあるような見たことがない世界をみせてくれます。

 

制作は、私にとってあらゆる硬直から逃れるための冒険です。

固定化されたイメージ。思い出そうとした時にはもう別のイメージがかさなってしまう、夢のように突拍子もないそれらを分解したり、組み合わせたりしています。粘土は、いつもわたしを正しく裏切ってくれます。

 

自分とそれ以外が分かれていること、皮膚があることの可能性。体を移動させること、自分の経験と誰かの経験が混ざりあい、自分の中の他人と出会う混沌を受け入れること。

 

社会より少し視野を拡げて、宇宙の中に生きること。それ自体を遊びとして捉え、表現していきます。

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